Codex基準|alphaを試す前の確認項目と安定版の比べ方
Codex CLI 0.147.0-alpha.1.1、alpha.3、alpha.4 が2026年7月31日(UTC)に公開されました。すぐに切り替えず、安定版0.146.0で版番号と基準作業を記録し、同じ小さな作業をalphaでも試すと、公開事実と手元の判断を分けられます。この記事では、Codex基準として残す項目、比較の順番、採用を見送る条件を整理します。
2026年7月31日(UTC)に、Codex CLI 0.147.0-alpha.1.1、0.147.0-alpha.3、0.147.0-alpha.4 の3つのプレリリースが公開された。各公式ページで確認できるのは版番号、公開日、プレリリースであることまでで、機能・性能・互換性を確定できる説明は掲載されていない。公開された事実と、手元で試して得る評価を分けることが、最初の Codex基準になる(出典: https://github.com/openai/codex/releases/tag/rust-v0.147.0-alpha.1.1、https://github.com/openai/codex/releases/tag/rust-v0.147.0-alpha.3、https://github.com/openai/codex/releases/tag/rust-v0.147.0-alpha.4)。
比較の基準には、2026年7月29日に公開された安定版 0.146.0 を使う。この版の公式ノートには新しいセッション名、重要スレッドのピン留め、横の会話への切り替え、履歴を保った分岐などが記載されているが、それを alpha の機能として扱ってはいけない。同じ入力・同じ順番・同じ確認項目で安定版と alpha を試し、版による差だけを見えるようにする(出典: https://github.com/openai/codex/releases/tag/rust-v0.146.0)。
alpha は小さな複製先で、版番号と確認日を控えてから試す。会話の開始と継続、指定ファイルの参照、軽い変更、結果の確認を順番に記録し、想定外のファイル変更、再現しない結果、作業継続の失敗があれば採用を見送る。測っていない時間や改善率は書かず、根拠 URL と未確認事項を残すのが安全な基準だ。
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0.147.0 alphaで確認できること、まだ分からないこと
OpenAI の公式リリースページでは、0.147.0-alpha.1.1、0.147.0-alpha.3、0.147.0-alpha.4 が 2026年7月31日 UTC に公開され、いずれも Pre-release と表示されています。3版が短い間隔で並んだことは確認できますが、公開ページの内容だけから、どの機能が変わったか、どの不具合が直ったか、安定版と互換性があるかを断定することはできません。
| 版 | 公開日(UTC) | 公式ページで確認できる表示 | 記事での扱い |
|---|---|---|---|
| 0.147.0-alpha.1.1 | 2026年7月31日 | Pre-release、版番号、公開 |
公開事実として記録 |
| 0.147.0-alpha.3 | 2026年7月31日 | Pre-release、版番号、公開 |
公開事実として記録 |
| 0.147.0-alpha.4 | 2026年7月31日 | Pre-release、版番号、公開 |
公開事実として記録 |
出典: https://github.com/openai/codex/releases/tag/rust-v0.147.0-alpha.1.1、https://github.com/openai/codex/releases/tag/rust-v0.147.0-alpha.3、https://github.com/openai/codex/releases/tag/rust-v0.147.0-alpha.4
ここで避けたいのは、版番号の上がり方から改善内容を先回りして書くことです。alpha.1.1、alpha.3、alpha.4 のページに機能説明がないなら、機能・性能・互換性・修正内容は「未確認」と残します。実際に確認できた項目が増えたときだけ、版番号と確認日を添えて評価へ進めます。
安定版0.146.0を比較の基準にする理由
2026年7月29日に公開された Codex CLI 0.146.0 には、/new や /clear から新しいセッションに名前を付ける操作、重要なスレッドのピン留め、横の会話への切り替え、履歴を保った分岐などが公式ノートに記載されています。ほかにも Agent Plugins のマニフェスト、対応するマーケットプレイス、リモート接続、検索、スキル、Windows の操作に関する更新が並んでいます(出典: https://github.com/openai/codex/releases/tag/rust-v0.146.0)。
この一覧は 0.146.0 の確認材料であり、0.147.0 alpha の機能一覧ではありません。alpha を試すときは、安定版で実際にできたことを先に記録し、同じ入力と同じ順番で再現する必要があります。安定版の公開ノートをそのまま alpha の変更点として紹介しないことが、記事の事実関係を守る最初の境目です。
alphaを試す前にそろえる5項目
- 版番号と確認日を記録する。安定版では
codex --versionの表示を控え、alpha 側でも実際に表示された版番号と確認日を別の欄に残す。ページのタグ名だけで、手元の実行版を代用しない。 - 小さな検証用の作業場所を用意する。重要な作業を最初の対象にせず、必要なファイルだけを複製した場所で始める。元の場所と検証先を名前で区別し、戻す対象が分かる状態にする。
- 変更してよい範囲を先に決める。確認前のファイル一覧と、変更を許可するファイルやフォルダーを記録する。範囲外の変更が出たときに、すぐ見つけられるようにするためだ。
- 同じ入力と確認手順を用意する。安定版で使った依頼文、入力ファイル、確認項目、終了条件を変えず、alpha でも同じ順番で行う。条件を変えた場合は、版の差ではなく条件の差として別に記録する。
- 採用を見送る条件を決める。想定外の変更、続きからの再開失敗、結果を再現できない状態、確認できないエラーが出た場合は、alpha の評価を止めて安定版へ戻す、と先に決めておく。
この5項目がそろっていれば、alpha の印象を語るだけでなく、どの版を、どの入力で、どの範囲まで試したかを後から確認できます。所要時間や改善率を測っていない場合は、空欄のままにして推測で埋めません。
安定版とalphaを同じ作業で比べる
比較は大きな作業を一度に任せず、会話、参照、変更、確認の順に小さく進めます。安定版で一度行った結果を基準欄へ書き、その後に同じ作業を alpha で行うと、問題が発生した段階を切り分けやすくなります。
| 段階 | 同じ条件で行うこと | 残す記録 |
|---|---|---|
| 1 | 会話を開始し、同じ目的を伝える | 開始できたか、表示された版番号 |
| 2 | 同じ会話を続きから再開する | 再開できたか、文脈が保たれたか |
| 3 | 指定したファイルだけを参照させる | 参照できたファイル名と未確認項目 |
| 4 | 軽い変更を一つだけ依頼する | 実際に変わったファイルと変更範囲 |
| 5 | 必要な確認作業を行う | 結果、再現条件、残った確認事項 |
変更を依頼する段階では、変更前の一覧を保存し、変更後に差分を確認します。alpha の動きが期待どおりに見えても、変更されたファイルが一つ多い、指定していない場所へ書き込まれている、同じ入力で再現しない、といった結果があれば、採用の根拠にはしません。
比較記録テンプレート
| 確認項目 | 安定版 | alpha | 判定 | 根拠・メモ |
|---|---|---|---|---|
| 版番号と確認日 | 記入 | 記入 | ||
| 会話を開始できた | 記入 | 記入 | ||
| 会話を続きから再開できた | 記入 | 記入 | ||
| 指定ファイルを参照できた | 記入 | 記入 | ||
| 変更範囲が期待どおりだった | 記入 | 記入 | ||
| 確認作業の結果を説明できた | 記入 | 記入 | ||
| 想定外の変更がなかった | 記入 | 記入 |
判定欄は「採用」「見送り」「要確認」の三つに限定します。機能が増えたように感じることではなく、根拠 URL、版番号、確認日、再現条件の組み合わせで判定してください。
採用条件と安定版へ戻す条件
alpha を採用候補にできるのは、次の条件がそろったときです。
- 版番号と確認日を記録できる。
- 同じ入力と同じ手順で、結果を再現できる。
- 変更されたファイルが、先に決めた範囲へ収まっている。
- 確認作業の結果と、まだ確認していない項目を説明できる。
- 小さな検証先で問題がなく、次の作業へ広げる範囲を決められる。
一つでも判断できない項目があれば、判定を「要確認」にします。特に、想定外のファイル変更、続きからの再開失敗、同じ条件で再現しない結果、内容を説明できないエラーがあれば、alpha を採用せず安定版へ戻します。戻す判断は失敗の隠蔽ではなく、どの条件で見送ったかを残すための基準です。
安定版へ戻した後は、alpha で変更されたファイルが残っていないか、元の作業場所へ影響していないかを確認します。戻したという印象だけで終わらせず、版番号、対象場所、変更範囲、確認結果を表へ追記してください。
周辺ツールの更新と混同しない
同じ時期には、GitHub Copilot で企業内のチーム単位にモデルの利用範囲を指定する公開プレビューが案内され、Gemini 2.5 Pro と Gemini 3 Flash の廃止も告知されています。これは利用範囲を確認する別の話であり、Codex 0.147.0 alpha にどの機能があるかを示す資料ではありません(出典: https://github.blog/changelog/2026-07-31-enterprise-teams-model-policy-targeting-in-public-preview/、https://github.blog/changelog/2026-07-31-gemini-2-5-pro-and-gemini-3-flash-deprecated/)。
Cursor の公式 Changelog と Aider の公式 Releases は、それぞれの更新を確認する入口として分けて扱います。2026年8月1日を対象にした確認では、Codex alpha の判断へ追加すべき対象日付の新着は見当たらなかったため、周辺ツールの情報を比較表へ混ぜず、未確認事項として残します(出典: https://cursor.com/en-US/changelog、https://github.com/Aider-AI/aider/releases)。
Codex の安定版と alpha の位置付けを先に知りたい場合は、Codex の安定版と alpha どちらを使うべきかを参照してください。更新手順そのものが必要な場合は、Codex CLI を最新版にアップデートする方法へ分けると、本記事の確認基準と混ざりません。
まとめ
0.147.0-alpha.1.1、alpha.3、alpha.4 が公開されたことは確認できますが、公式ページに機能説明がない版について、改善点や互換性を推測してはいけません。公開日、版番号、Pre-release 表示を事実として記録し、評価は手元の確認結果として別に扱います。
安定版 0.146.0 で版番号と基準作業を残し、複製した小さな場所で会話の開始・継続、ファイル参照、軽い変更、確認作業を同じ条件で試してください。変更範囲と再現条件を表へ記録し、想定外の結果や説明できない差があれば採用を見送って安定版へ戻します。
Codex基準は、版番号を追うことではなく、どの版を、どの入力で、どの結果まで確認したかを再びたどれる記録です。測っていない数値を補わず、根拠 URL と未確認事項を残すことで、alpha を試す価値と見送る理由を同じ表から判断できます。