Codex アーカイブの使い方|セッション整理と復元手順

Codex アーカイブの使い方|セッション整理と復元手順

Codex で作業を重ねるほど、過去の会話(セッション)は静かに積み上がっていく。再開のための一覧が長くなり、目当ての続きをすぐ見つけられない——そんなときに効くのが、2026年6月に加わった「アーカイブ」だ。本記事では、ターミナルとデスクトップアプリの両方で、セッションをいったん片付け、必要になったら元に戻すまでの手順を、公式情報に沿って順番に整理する。


結論powered by Claude

Codex はあなたとのやり取り(トランスクリプト)を手元に保存しており、codex resume で前回の続きから作業を再開できる。アーカイブはこの保存済みセッションを消すのではなく、再開(resume)やフォーク(fork)の対象から一時的に外して保護する操作だ。片付けても中身は残るため、後から戻せば再び続きから動かせる。まずは「アーカイブ=削除ではなく、一覧から隠して守ること」という性質を押さえておきたい(出典: https://developers.openai.com/codex/cli/features )。

操作の入口は大きく二つある。セッションの最中ならターミナル内で /archive と打てばよく、別の場面なら端末から codex archivecodex unarchive をセッションの ID か名前を添えて実行する。この仕組みは Codex CLI 0.136.0(2026年6月1日リリース) で導入されたばかりの新しい機能で、溜まった履歴を手早く整理する手段としてちょうど使い始められる時期にある(出典: https://developers.openai.com/codex/changelog )。

デスクトップアプリを使っているなら、スレッドの整理は言葉で頼める。関連するスレッドを探す、既存のスレッドを続ける、ピン留めする、そしてアーカイブするといった操作を、ローカルのプロジェクトやワークツリーをまたいで任せられる。ターミナル派でもアプリ派でも、「使うものは手元に、当面使わないものはアーカイブへ」という同じ整理の型を持ち込めるのが今の Codex だ(出典: https://developers.openai.com/codex/app/features )。

目次 (8)

なぜ今 Codex の「アーカイブ」を押さえておくのか

Codex は、ターミナルでの一回ごとのやり取りを「セッション」として手元に保存する。だからこそ codex resume で前回の続きから戻れるのだが、便利な裏返しとして、試行錯誤を重ねるほど再開用の一覧は膨らんでいく。どれが本筋で、どれが使い捨ての枝分かれだったのかが見分けにくくなり、目当ての続きを探す時間がじわじわ増えていく。この詰まりをほどくために用意されたのがアーカイブだ。2026年6月1日リリースの Codex CLI 0.136.0 で、ターミナル内の /archive コマンドと、端末から叩く codex archive / codex unarchive が同時に加わった(出典: https://developers.openai.com/codex/changelog )。あわせてデスクトップアプリ側でも、スレッドをピン留めしたりアーカイブしたりする整理機能が用意されている。履歴がまだ少ないうちから片付けの型を身につけておけば、後で一覧が荒れてから慌てずに済む。導入されたばかりの今こそ、操作と性質をひととおり押さえておく価値がある。

Codex のアーカイブとは何か — セッションを「隠して守る」操作

アーカイブを正しく使うには、まず「何をしているのか」をはっきりさせておきたい。Codex はトランスクリプトをローカルに保存し、codex resume でその続きから再開できるようになっている。アーカイブは、この保存済みセッションをファイルごと消し去る操作ではない。中身は手元に残したまま、再開(resume)や分岐(fork)の対象から外し、復元するまで触れられないように保護するのがアーカイブだ(出典: https://developers.openai.com/codex/cli/features )。言い換えれば、机の上に出しっぱなしの書類を引き出しにしまうようなもので、捨てたわけではないから後から取り出せる。だからこそ、決着がついた作業や、いったん脇に置いておきたい試行を気軽にアーカイブへ送れる。誤って消す心配がない分、「とりあえず片付けておく」という判断を軽い気持ちで下せるのが、この機能の使いどころだ。

アーカイブと削除はどう違うのか

両者を混同すると、片付けのつもりが取り返しのつかない操作になりかねない。アーカイブはセッションの実体を残したまま一覧から外すだけで、後から復元(unarchive)すれば再び codex resume の候補に戻ってくる。一方、削除はセッションそのものを消す行為で、戻す前提がない。「もう一生見ないと断言できる」もの以外は、まずアーカイブで脇に寄せておくのが安全だ。保護されている間は再開もフォークもできないため、間違って古い枝から作業を続けてしまう事故も防げる。

ターミナルから片付ける — /archive コマンド

いちばん手軽なのは、セッションを開いている最中にその場で片付けてしまう方法だ。Codex のターミナル UI(TUI)で会話を進めている途中なら、スラッシュコマンドの /archive をそのまま打てば、いま開いているセッションをアーカイブできる。別の画面を開いたり ID を調べたりする手間がいらないので、「この作業はここで一区切り」と感じた瞬間に手を止めずに片付けられるのが利点だ。この /archive は、CLI 側の codex archive と同じ整理動作をセッション内部から呼び出すものとして加わった(出典: https://developers.openai.com/codex/changelog )。手順としては次の流れになる。

  1. 対象のセッションを開く: ふだんどおり codex を起動するか、codex resume で続けたいセッションに入る。
  2. /archive を実行する: 会話の入力欄でスラッシュコマンドとして /archive を打ち、いま開いているセッションをアーカイブする。
  3. 一覧から外れたことを確認する: アーカイブ後は、そのセッションが再開候補に出てこなくなる。

決着した作業をその場で引き出しにしまう感覚で使えるため、「終わったら /archive」を習慣にしておくと、一覧が荒れる前に整う。

端末から名前や ID で操作する — codex archive / codex unarchive

セッションを開いていない状態でも、端末から直接アーカイブや復元ができる。codex archive に続けて対象のセッションを指定すれば片付けられ、codex unarchive で元に戻せる。対象の指定にはセッションの ID(UUID)か、付けてある名前のどちらかを使える(出典: https://developers.openai.com/codex/changelog )。どのセッションがあるかは、保存済みの一覧を呼び出して確かめられる。codex resume はそのまま実行すると再開候補のピッカーを開き、codex resume --all で保存済みのセッションを幅広く一覧でき、codex resume --last なら直近のものへ即座に戻れる(出典: https://developers.openai.com/codex/cli/features )。まとめて整理したいときの基本的な流れは次のとおりだ。

  1. 対象を確かめる: codex resume --all などで保存済みのセッションを一覧し、片付けたいものの名前か ID を控える。
  2. アーカイブする: codex archive <セッションの ID か名前> を実行し、再開・フォークの対象から外す。
  3. 必要になったら戻す: 後で使いたくなったら codex unarchive <セッションの ID か名前> で復元する。

ID か名前のどちらでも指定できるので、名前を付けて運用しているなら、UUID を控えなくても言葉で片付けと復元ができる。

アーカイブしたセッションを復元して再開する

しまったものを取り出す側も覚えておきたい。アーカイブ中のセッションは保護されていて、そのままでは再開もフォークもできない。続きから動かすには、まず保護を解いてから再開する二段の手順を踏む。

  1. 復元する: codex unarchive <セッションの ID か名前> を実行し、保護を解除する。
  2. 一覧に戻ったことを確認する: 復元したセッションは、再び codex resume のピッカーに現れる。
  3. 再開する: codex resume <セッションの ID> で続きから作業を再開する。

この「復元してから再開する」という順番を覚えておけば、いったんアーカイブへ送ったセッションも迷わず呼び戻せる。片付けと再開が地続きなので、思い切って整理してしまってよい。

デスクトップアプリでスレッドを整理する

ターミナルではなく Codex のデスクトップアプリを使っているなら、整理は言葉で頼める。アプリでは、ローカルのプロジェクトやワークツリーをまたいでスレッドを扱えるようになっており、関連するスレッドを探す、既存のスレッドを続ける、ピン留めする、そしてアーカイブする、といった操作を Codex に依頼できる(出典: https://developers.openai.com/codex/app/features )。たとえば「この機能に関係するスレッドを探して」「いまのスレッドはアーカイブして」のように頼めば、複数のプロジェクトを行き来しながらでも履歴が散らからずに済む。これは利用しているアプリの版で順次提供される機能のため、自分の環境に整理用の操作が見当たらないときは、アプリを最新の状態にしてから試したい。ターミナルの /archive と考え方は同じで、当面使わないものを脇へ寄せ、よく戻る作業はピン留めして手前に置く、という二つの動きで一覧を読みやすく保てる。

アーカイブを使った履歴整理の進め方

道具がそろったら、あとは片付けの型を決めておくと運用が安定する。判断に迷わないための目安を、最後に整理しておく。

  1. 決着した作業はアーカイブへ: 目的を果たしたセッションや、もう続けない試行の枝は、/archivecodex archive で脇に寄せる。
  2. よく戻る作業はピン留めする: アプリで頻繁に続けるスレッドはアーカイブせずピン留めし、手前に置いておく。
  3. 保護中は再開できないと心得る: アーカイブ中のセッションは復元するまで再開もフォークもできない。続けたくなったら必ず codex unarchive してから戻る。
  4. 削除は最後の手段にする: 戻す可能性が少しでもあるならアーカイブで十分だ。実体を消す削除は、本当に不要だと確信できるものだけに絞る。

この型を回しておけば、再開候補の一覧は常に「いま動かしている作業」と「すぐ戻る作業」だけに保たれ、目当ての続きをすぐに見つけられる。アーカイブは導入されたばかりの機能で、扱いは版によって細かく変わりうるため、最新の挙動は公式の変更履歴で都度確かめておきたい(出典: https://developers.openai.com/codex/changelog )。まずは決着した一つのセッションをアーカイブし、後で復元して再開するところまで通してみると、片付けと呼び戻しの感覚がつかめる。

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